詳細調査・現場試験
地中レーダ探査(背面空洞探査)
地中レーダ探査は電磁波の反射、屈折、透過現象を利用して地中の構造を把握する手法です。地表面に置いたレーダーアンテナ(100MHz~1.6GHz)から地中に向けて電磁波を発信し、地中の様々な対象物(物性境界面)から反射してくる電磁波を受信します。
コア採取
コンクリートの強度や構造物の耐久性など各種基礎的な試験(圧縮強度、中性化深さ、塩分含有量、残存膨張量)を行う事を目的として、専用のコアドリルを用いて採取します。
鉄筋継手部検査(1G種・M種)
ガス圧接継手部・溶接継手部は外観検査及び超音波探傷試験、機械式継手部は外観検査及び超音波による挿入長さの測定によりそれぞれ合否判定を行います。
衝撃弾性波法
インパクターによる打撃によって生じる弾性波をセンサーで観測し、弾性波の伝搬速度、反射時間などを測定して、コンクリート表面、内部の状況を非破壊で検査する画期的なシステムです。
ファイバースコープ調査
微破壊調査としてハンマードリルで削孔した後、変状部と思われる箇所をファイバースコープを用いて詳細調査を行います。
ドローン空撮
国家資格保有者による点検・調査や報告書の成果向上を目的としてドローンを使用します。
放射線透過試験
(デジタルX線)
放射線透過試験にはデジタルラジオグラフィ(D-RT)と呼ばれる、放射線の量をデジタル化した電気信号として取り出して画像化する方法で、コンクリート構造物の内部状況の調査を行います。
ひび割れ深さ測定
超音波によりひび割れが存在しなければコンクリート表面の伝播時間を、ひび割れが存在する場合はひび割れの先端を迂回し、その伝播時間の差からその深さを推定します。
はつり調査
コンクリート表層をはつり取って内部鉄筋を露出させ、鉄筋径、鉄筋の腐食度、かぶり厚さ、中性化深さを測定します。非破壊試験よりも正確なデータを得ることができます。
板厚測定
超音波の特性を利用し橋梁部材や矢板などの板厚を測定し、腐食度の診断を行います。
反発度法
(リバウンドハンマー法)
圧縮強度を推定する上でシュミットハンマーを使用し、コンクリートに打撃を加え、返ってきた衝撃の反射の強さを図ることでコンクリートの強度を測定する方法です。コンクリートの配合・材料・養生・含湿・表面状態・方向等を補正することにより精度を向上させます。
中性化深さ測定
ドリル法ではドリル削孔時に落下する削孔粉をフェノールフタレイン溶液を吸水させたろ紙で受け、ろ紙が着色したときのドリル削孔深さを中性化深さとして測定します。
配筋探査・鉄筋かぶり厚測定
新設コンクリート構造物の施工管理状態の品質を目的とし鉄筋の配筋状態・かぶり厚などの調査を、構造物を破壊せずに行います。
電磁誘導法
コイルに交流電流を流すことで磁界変化する現象を用いて、約10cmの深さまでの配筋位置・ピッチ・かぶり厚さ測定を行います。
電磁波レーダ法
電磁波を表面から内部に向けて送信し、その反射信号を受信することにより、約30cm程度の深さまでの配筋位置・ピッチ・かぶり厚さ測定を行います。
室内試験各種(外部委託)
静弾性係数試験
圧縮強度試験・静弾性係数
促進膨張試験(カナダ法)